公益社団法人 長野県防犯協会連合会

防犯信州

電話でお金詐欺(特殊詐欺)被害の抑止

2023.01.24

令和4年中の電話でお金詐欺被害の特徴

    長野県警察本部生活安全部生活安全企画課特殊詐欺対策室

~主な特徴~

 令和4年中の「電話でお金詐欺」被害状況は、被害認知件数、被害額共に前年を大幅に上回り、依然として高齢者を中心に被害が高い水準で推移しています。  

 特に、自宅の固定電話に犯人から電話がかかってきたことをきっかけとした被害は、認知件数全体の約8割を占め、常時留守番電話設定等「犯人からの電話をを受けない」ための対策が必要です。
 一方、金融機関、コンビニエンスストアなどの水際での被害阻止件数は合計408件で前年比+11件(+2.8%)と増加し、地域全体で電話でお金詐欺の被害を防止する意識が高まってきています。

◎認知件数198件

被害額約5億6200万円

前年比大幅増!!

 被害認知件数は198件で、前年比+43件と大幅に増加しました。
 また被害額は5億6,231万7,415円で、前年比+2億9,337万円余(+109.1%)と約2倍の増加となりました。預貯金詐欺やキャッシュカード詐欺盗など、キャッシュカードを対象とした「電話でお金詐欺」の被害が高水準で推移したことに加え、オレオレ詐欺が大幅に増加したことが認知件数、被害額増加の主な要因となっています。

◎高齢者の被害が中心

~8割が女性の被害者~

    被害対象者は、65歳以上の高齢者が165名(全体被害の83.3%)であり、年代別では、80歳代が95名(同48%)、次いで70歳代が49名(同24.7%)であり、依然として多くの高齢者が被害に遭っています。

 男女別では、女性が157名(全体の79.3%)、男性が41名(全体の20.7%)で、65歳以上の女性に被害が集中しています。

◎オレオレ詐欺が大幅増加!

 オレオレ詐欺の手口は、認知件数全体の3割(33.3%)を占め、被害額にあっては、全体の4割(42.6%)を占めています。

◎キャッシュカード対象の詐欺が依然として高水準!!

 認知件数198件中、キャッシュカード対象の被害は合計65件で、認知件数全体の
約3割(32.8%)を占めています。

内訳  オレオレ詐欺        7件
    預貯金詐欺           15件
    キャッシュカード詐欺盗  43件

◎8割が犯人からの電話を受けて被害!

 被害者198名中159名(80.3%)が、自宅の固定電話に犯人から電話がかかってきています。
※ 主な手口は、オレオレ詐欺(66名)、キャッシュカード詐欺盗(43名)、預貯金詐欺(15名)、還付金詐欺(14名)。159名中139名が65歳以上の女性で、約9割(87.4%)を占めています。

◎金融機関・コンビニ店での阻止!

水際対策奏功!

  金融機関・コンビニ店の御協力により多数の特殊詐欺を未然防止しました。           ※ 金融機関・コンビニ店 阻止件数合計 280件

内訳  【金融機関】阻止件数   63件  阻止金額 7,794万4,201円 
              【コンビニ】阻止件数  217件  阻止金額 1,950万3,095円

   

📞電話でお金詐欺を未然防止!

 このコーナーでは、電話でお金詐欺の未然防止に協力していただいた店舗・事業所を紹介し、阻止の状況、詐欺の巧妙な手口などをお知らせします。

TSUTAYA駒ケ根店

 昨年12月13日、TSUTAYA(ツタヤ)駒ケ根店では、来店した70代男性から「給付金で使うため電子マネーを購入したい。」旨の申し出があり、よく話を聞いたところ、男性が相手方に自身の振込先を教えていたことが判明し、詐欺を疑い、警察に通報しました。

1月11日、駒ケ根警察署長から感謝状が贈呈されました。

セブンイレブン木曽町神谷入口店

昨年10月15日、来店した80代男性から「パソコンが壊れてしまった。電子マネー4万円分が必要だ。」との申し出があり、よく話を聞いたところ、架空請求詐欺の疑いがあったので警察に通報しました。
 12月23日、木曽警察署長から感謝状が贈呈され、また、同店は今回3回目の電話でお金詐欺の未然防止となり、「あなたの街のサギ防止優良店」認定証も交付されました。